全国26道府県で被害が発生
台風第18号により、全国各地で河川の氾濫による浸水や土砂災害、強風による損壊被害が生じました。全国26道府県で、死者1名、行方不明者1名、重傷者4名、軽傷者42名、住家被害1,709件が確認されています。(19日8時現在・総務省消防庁調べ)
各県の被害状況等については、以下の内閣府ホームページにてご確認ください。
内閣府防災担当ホームページ
本報では、現時点で本会で確認できている社協の動きについてご案内します。
大分県
臼杵市(18日・災害ボランティアセンターを設置)
臼杵市では、風成川が氾濫するなどし、住家被害が発生しました。
臼杵市社協は、9月18日に災害ボランティアセンターを設置しました。
9月19日(火)より、大分県内在住の方を対象にボランティア受付と活動を行っています。臼杵市社協ホームページの情報を確認ください。
臼杵市社協ホームページ
佐伯市(18日・災害ボランティアセンターを設置)
佐伯市では井崎川が氾濫するなどし、これまでに住家被害が、一部損壊2棟、床上浸水206棟、床下浸水360棟の規模で発生しています(19日9時現在・大分県災害対策本部調べ)。
佐伯市社協は9月18日(月)に、災害ボランティアセンターを設置しました。センターでは、18日に旧佐伯市内、旧町村4地域で74件の調査を行い、38件の被災者からニーズがありました。19日以降も引き続き市内で調査も行うため、地域からのボランティアニーズがあると考えられます。
そのため、9月20日(水)よりボランティア募集と活動を実施します。佐伯市社協ホームページ、フェイスブックの情報を事前に確認ください。
佐伯市社協ホームページ
佐伯市災害ボランティアセンターフェイスブック
津久見市(19日・災害ボランティアセンターを設置)
津久見市では、津久見川、徳浦川が氾濫するなどし、全壊1棟の住家被害(19日9時現在・大分県災害対策本部調べ)が生じています。他の被害件数についてはまだ把握できていませんが、市役所、社協の建物をはじめ、多数の浸水被害が発生しています。
津久見市社協では、9月19日(月)に、「津久見市災害ボランティアセンター」を設置しました。
「ボランティア募集」及び「ボランティア活動」については、地域の被害状況を把握したうえで計画・実施いたしますが、津久見市社協が被災した関係で、派遣までもう少し時間がかかる見通しです。
情報は、津久見市社協ホームページ、津久見市災害ボランティアセンターのフェイスブックに掲載します。
津久見市社協ホームページ
津久見市災害ボランティアセンターフェイスブック
大分県社協の動き(18日・県災害ボランティアセンターを開設)
大分県社協では、9月18日(月)午前10時に大分県災害ボランティアセンターを設置しました。
また、県社協職員は、18日(月)に5名、19日(火)に7名の職員が被災地に入り、被災状況の確認、被災市社協との情報共有を進めています。
大分県社協ホームページ
岩手県
釜石市
釜石市では、床上浸水、冠水被害が生じています。
釜石市社協では、住民から寄せられたニーズについて、現時点では災害ボランティアセンターを設置せず、通常の社協業務(生活ご安心センター)で対応する予定です。
釜石市社協ホームページ
京都府
(※ 各市町の被害状況は19日8時現在・京都府災害対策本部調べ)
宮津市(19日から24日まで災害ボランティアセンターを開設)
宮津市では、床上浸水2棟、床下浸水8棟の被害が発生しています。
宮津市社協では、19日(火)に宮津市災害ボランティアセンターを開設し、24日(日)までの期間、宮津市内に在住・在勤の方を対象としてボランティア活動への協力を呼びかけています。
宮津市社協ホームページ
福知山市(20日から3・4日程度災害ボランティアセンターを開設)
福知山市では、住家一部破損1棟、床下浸水16棟の被害が発生しています。
福知山市社協では、福知山市災害ボランティアセンターを開設し、20日(水)から3・4日程度、福知山市民を対象としてボランティア活動への協力を呼びかけています。
福知山市社協ホームページ
京丹後市
京丹後市では、床上浸水24棟、床下浸水193棟の被害が発生しています。
市内網野町、丹後町等の被害状況を収集し、ボランティア等による支援方法を検討中です。
伊根町
伊根町では、床上浸水12棟、床下浸水32棟の被害が発生しています。
近隣住民による支援が先行して行われており、今後の被災状況の集約によっては、ボランティア等による支援も検討される予定です。
与謝野町
与謝野町では、床下浸水9棟の被害が発生しています。現時点では、現在登録されているボランティア等で対応を行う予定です。
兵庫県
兵庫県では、神戸市(床上浸水3棟、床下浸水26棟)、姫路市(床上浸水7棟、床下浸水79棟)、太子町(床上浸水2棟、床下浸水42棟)等で家屋浸水被害が生じました(いずれも9月18日・兵庫県調べ)。
いずれの市町社協でも、現時点では災害ボランティアセンターを設置せず、通常の社協ボランティアセンターで対応する予定です。
香川県
多度津町
多度津町では、床上浸水83棟、床下浸水192棟の被害が発生しています。(19日12時現在・香川県調べ)
多度津町社協では、現時点では災害ボランティアセンターを設置せず、通常の社協ボランティアセンターで対応する予定です。
香川県社協の動き
香川県社協は、19日に多度津町社協に職員1名を派遣し、被害状況の把握、災害ボランティア活動にかかわる調整を行いました。
また、今回の災害対応にかかわり、21日(木)から来週前半まで多度津町社協ボランティアセンターに県社協職員1名が支援に入る予定です。
愛媛県
砥部町(社協が聞き取り調査)
砥部町では、床上浸水22棟、床下浸水47棟の被害が発生しています。(18日21時現在・愛媛県災害警戒本部調べ)
砥部町社協では、被災地域でチラシを配布するとともに、聞き取り調査を行いました。その結果、現時点では、通常の社協ボランティアセンター業務としてニーズに対応する予定です。
全社協の動き
支援P、JVOADと連携して情報収集・支援調整
災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)と連携して、状況の確認及び情報収集、支援の調整を行っています。
ボランティア活動保険「大規模災害特例」の適用
台風18号による災害に伴い、大分県におけるボランティア活動について、9月19日をもって「ボランティア活動保険」の特例加入を適用しました。
福祉保険サービスのホームページ
災害救助法の適用
【大分県】〔法適用9月17日〕佐伯市、津久見市