被害件数が依然増加・各地で支援が進められる
台風第21号により、全国各地で河川の氾濫による浸水や土砂災害、強風による住家の損壊被害が生じました。
全国41都道府県で、死者8名、重傷者28名の人的被害が生じています。また住家被害は全壊・半壊・一部損壊の合計389棟、床上浸水1,993棟、床下浸水2,740棟が確認されています(26日16時現在・総務省消防庁調べ)。
各県の被害状況等については、総務省消防庁ホームページで確認ください。
◆総務省消防庁ホームページ
◆内閣府防災担当ホームページ
本報では、現時点で本会が確認できている社協の動きについてご案内します。
埼玉県(川越市、ふじみ野市で災害VC開設)
川越市 (現時点ではボランティア募集は行わず)
・川越市では、市内で187件を超える浸水被害が生じています(24日17時現在・埼玉県発表)。
・川越市社協では、10月26日(木)浸水被害の大きい市内寺尾地区に災害ボランティアセンターを開設しました。
・現在、被災状況やニーズ調査等情報収集を行っており、現時点ではボランティアの募集は行っていません。
◆川越市社協(川越市ボランティアセンター)ホームページ
ふじみ野市 (ボランティア募集終了)
・ふじみ野市では、市内で49件の浸水被害が生じています(24日17時現在・埼玉県発表)。
・ふじみ野市社協では、10月23日(月)に、社協内に「ふじみ野市災害ボランティアセンター」を開設し、26日(木)、27日(金)の2日間の活動に対し、市内在住・在勤・在学者の方々等を対象にボランティアを募集しました。
・多くのボランティアの申込みをいただき、現時点ではボランティア受け入れを終了しています。
・なお、今後も緊急時などに家具の移動や清掃等の作業が必要な場合があり、ふじみ野市社協では引き続き災害支援ボランティアの登録を呼びかけています。
◆ふじみ野市社協ホームページ
埼玉県社協の動き
・埼玉県社協では、10月26日(木)に職員を川越市、ふじみ野市の被災地に派遣し、被害状況の把握・支援調整を行っています。27日(金)も引き続き派遣を行う予定です。
◆埼玉県社協ホームページ
長野県 (茅野市で災害VC開設)
茅野市 (現時点では地域の方々により支援)
・長野県茅野市では、市内で21棟の浸水被害が生じています(25日19時現在・長野県発表)。
・茅野市社協では、24日(火)に災害ボランティアセンターを開設し、被災者の方々への支援を行うこととなりました。
・ただし、現時点では被災地域が限られていることから、新たにボランティアの募集は行わず、地域の方々を中心とした支援を行っています。
◆茅野市社会福祉協議会
三重県 (伊勢市・紀宝町で災害VC開設)
伊勢市(三重県内の方々を対象にボランティア募集)
・伊勢市では、床上浸水473棟、床下浸水306棟の被害が生じています(24日17時現在・三重県発表/以下同じ)。
・伊勢市社協では、24日(火)に、伊勢市災害ボランティアセンターを災害時体制に移行し、26日(木)からボランティアの募集を行います。
・26日(木)は、68名のボランティアが活動に参加しました。27日(金)は、社協職員を含めて、90名ほどで活動予定です。
・募集の対象は三重県内在住の方としています。詳細は、伊勢市社協のホームページ、Facebookをご覧ください。
・なお、28日(土)、29日(日)は、悪天候が予想されていることから、災害ボランティアセンターを休止する予定です。
◆伊勢市社協ホームページ
◆伊勢市ボランティアセンターFacebook
紀宝町 (町内のボランティアにより支援)
・紀宝町では、床上浸水59棟、床下浸水63棟の被害が生じています。
・紀宝町社協は、24日(火)に、「紀宝町災害ボランティアセンター」を開設し、26日(木)は15名のボランティアが活動に参加しました。
・引き続き、町内の登録ボランティアなどで活動を予定しています。
玉城町 (社協ボランティアセンターにより支援)
・玉城町では、床上浸水75棟、床下浸水116棟の被害が生じています。
・玉城町社協では、現時点では通常の社協ボランティアセンターで支援を行っています。
・26日(木)は、登録ボランティアや民生児童委員を中心に45名のボランティアが活動に参加しました。
・また、隣接する明和町社協の職員4名が玉城町社協に入り、被害状況の把握などを行いました。27日(金)も継続して支援を行う予定です。
紀北町 (社協ボランティアセンターにより支援)
・紀北町では、床上浸水53棟、床下浸水115棟の被害が生じています。
・紀北町社協では、現時点では通常の社協ボランティアセンターで支援を行っています。
松阪市 (社協ボランティアセンターにより支援)
・松阪市では、床上浸水19棟、床下浸水52棟の被害が生じています。
・松阪市社協では、現時点では通常の社協ボランティアセンターで支援を行っています。
・26日(木)は、9名のボランティアが活動に参加しました。
三重県域の動き
・三重県社協では、26日(木)に職員1名を伊勢市に派遣し、状況確認・支援調整を行っています。27日(金)、30日(月)も職員を1名派遣し、状況確認などを行う予定です。
・みえ災害ボランティア支援センターでは、伊勢市災害ボランティアセンターと玉城町社協ボランティアセンターを中心に、情報収集につとめています。
・詳細については、下記「みえ災害ボランティア支援センター」のホームページ、Facebookもご覧ください。
◆みえ災害ボランティア支援センターホームページ
◆みえ災害ボランティア支援センターFacebook
京都府(福知山市・舞鶴市・綾部市で災害VCによる支援)
福知山市 (ボランティア募集一旦休止)
・福知山市では、住家の一部破損5棟、床上浸水77棟、床下浸水30棟の被害が生じています(25日20時現在・京都府災害対策本部発表)。
・福知山市では、10月25日(水)から災害時体制に移行し、「福知山市災害ボランティアセンター」により支援を行っています。25日(水)は27名、26日(木)は21名のボランティアが活動に参加しました。
・現在、ニーズ対応が可能な見込みとなったため、ボランティア募集を一旦休止しています。
◆福知山市社協ホームページ
http://www.fukuchiyama-shakyo.org/
◆福知山市災害ボランティアセンターFacebook
舞鶴市 (舞鶴市内及び近隣在住・在勤の方を対象にボランティア募集)
・舞鶴市では、住家の一部破損31棟、床上浸水203棟、床下浸水269棟の被害が生じています(25日20時現在・京都府災害対策本部発表)。
・舞鶴市では、10月25日(水)から災害時体制に移行し、「舞鶴災害ボランティアセンター」でボランティアの募集を開始しました。活動期間は10月28日(土)、29日(日)の2日間の予定です。ボランティアの募集は、舞鶴市内及び近隣に在住・在勤の方を対象としています。
・募集対象地域の方でボランティア活動を希望される方は、前日までの申込みをお願いしています。舞鶴市社協のホームページをご覧の上、舞鶴災害ボランティアセンターまでご連絡ください。
◆舞鶴市社協ホームページ
http://www.kyoshakyo.or.jp/maizuru/
◆舞鶴災害ボランティアセンターFacebook
綾部市 (綾部市内在住・在勤の方を対象にボランティア募集)
・綾部市では、住家の一部破損1棟、床上浸水5棟、床下浸水3棟の被害が生じています(25日20時現在・京都府災害対策本部発表)。
・綾部市では、「綾部市災害ボランティアセンター」より支援を行っています。27日(金)、28日(土)、29日(日)の活動について、綾部市内に在住・在勤の方を対象にボランティアを募集します。綾部市社協のホームページをご覧の上、必ず事前にお申込みください。
◆綾部市社協ホームページ
京都府社協の動き
・京都府社協では、災害発生後から被災地への職員派遣を行ってきましたが、10月24日(火)から31日(火)までに、府社協及び府災害ボランティアセンター職員を延べ30名派遣し、災害ボランティアセンターの運営支援を行う予定です。
・これまで福知山市、舞鶴市に派遣を行ってきましたが、26日(金)には綾部市にも職員を派遣します。
・また、災害ボランティア活動に必要となる一輪車、スコップなど、京都府災害ボランティアセンター備蓄資機材の提供を行っています。
◆京都府社協ホームページ
◆京都府災害ボランティアセンターホームページ
◆京都府災害ボランティアセンターFacebook
大阪府 (各市町村で社協VCにより被災者支援)
・大阪府では、現在府内で49件の住家被害(一部損壊26件、床上浸水3件、床下浸水20件)が生じています(24日22時・大阪府発表)
・岸和田市、泉佐野市、河内長野市、千早赤阪村、河南町などで被害が生じています。
・岸和田市では、土砂崩れにより川がせき止められ浸水被害が生じています。現時点では、社協ボランティアセンターに登録いただいている方等を中心に支援を行う予定です。
・河南町内では、町社協職員が被災地区をまわり被害状況を確認したところ、通常の社協ボランティアセンターで被災された方々への支援を行う予定です。
◆岸和田市社協Facebook(今回の災害による支援状況)
大阪府社協の動き
・大阪府社協では、発災後23日(月)に職員1名を被災地に派遣し、現地情報の収集・確認を行いました。また25日(水)にも職員2名を被災地に派遣し、情報収集及び支援調整を行っています。
◆大阪府社協ホームページ
奈良県(各市町村で社協VCにより被災者支援)
・奈良県では、県内で341件の住家被害(全半壊等15件、床上浸水81件、床下浸水245件)が生じています(24日17時・奈良県発表)。
・三郷町や天理市を中心に被害が生じていますが、現時点では、通常の社協ボランティアセンターで支援を行っています。
奈良県社協の動き
和歌山県 (新宮市で災害VCによる支援)
新宮市 (ボランティアの募集範囲を新宮市及び近隣市町村に拡大)
・新宮市では、市内の川が氾濫し、一部損壊46棟、床上浸水462棟、床下浸水428棟の被害が生じています(25日18時30分現在・和歌山県発表/以下同じ)。
・新宮市社協は、10月24日(火)午後、新宮市福祉センター内に「新宮市災害ボランティアセンター」を開設しました。
・なお、ボランティアの募集範囲を新宮市内在住の方としていましたが、27日(金)から近隣市町村にまで拡大することになりました。
・26日(木)は、38名のボランティアが活動に参加しました。詳細は、新宮市社協のホームページ内のブログをご覧ください。
◆新宮市社協ホームページ内ブログ
紀の川市(社協ボランティアセンター登録団体等を中心に支援)
・紀の川市では、市内を流れる貴志川の水があふれ、床上浸水113棟、床下浸水60棟の被害が生じています。
・現時点では、通常の社協ボランティアセンターにより、社協ボランティアセンターに登録いただいている団体等を中心に被災者支援を行っています。
◆紀の川市社協ホームページ
海南市(海南市及び近隣市町村の方で平日昼間に対応可能な方を募集)
・海南市では、床上浸水30棟の被害が生じています。
・現時点では、通常の社協業務で被災された方々への支援を行う予定です。
・海南市社協では、海南市および近隣の市町村の方で平日の昼間に活動可能な方を募集しています。
活動日時: 平日 午前9時~午後4時
募集対象: 海南市および近隣市町村在住の方
募集人数: 1日20名程度
◆海南市社協ホームページ
和歌山県社協の動き
災害救助法・被災者生活再建支援法の適用(三重県)
【三重県】〔法適用10月22日〕伊勢市(いせし)
全社協の動き
被災地の状況について、当該府・県社協を通じて情報収集を行うとともに、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)と連携して、状況の確認及び情報収集、支援の調整を行っています。
◆災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)ホームページ
http://www.shien-p-saigai.org/
◆全国災害ボランティアネットワーク(JVOAD)ホームページ