福井県を中心に大きな被害
2月3日(土)から、強い冬型の気圧配置が続き、上空5000メートル付近でマイナス30度以下の強い寒気に広く覆われ、北日本から西日本にかけての日本海側を中心に断続的に雪が降りました。福井県福井市では、昭和56年(1981年)の豪雪(196センチ)以来37年ぶりに積雪が140センチを超えるなど大雪となりました(9日7時現在・内閣府調べ)。
この大雪によって、福井県を中心に被害が生じています。各県の被害状況等については、以下のページにてご確認ください。
各県での被害状況一覧
都道府県名 |
人的被害 |
住家被害 |
|||
死者 |
負傷者 |
半壊 |
一部破損 |
床下浸水 |
|
人 |
人 |
棟 |
棟 |
棟 |
|
秋田県 |
- |
13 |
- |
- |
1 |
山形県 |
- |
10 |
- |
- |
- |
新潟県 |
4 |
33 |
- |
- |
- |
富山県 |
1 |
10 |
- |
- |
- |
石川県 |
- |
36 |
3 |
4 |
1 |
福井県 |
5 |
73 |
1 |
7 |
7 |
※ 13日7時00分 総務省消防庁の資料をもとに作成
◆総務省消防庁ホームページ
◆内閣府防災担当ホームページ
福井県
※がついている市町は、2月6日に災害救助法が適用された地域です。
福井市(※)
・道路状況が悪く、生活道路が確保できていない状況です。
・地域では、民生委員や福祉委員が、気になる世帯への訪問や電話による安否確認、声かけなどを行っています。
・要支援者の屋根の雪下ろし等は、業者紹介など行政を通じて対応しています。
大野市(※)
・道路状況等は改善し、通常の業務となっています。
・要支援者の屋根の雪下ろし等は、区長からの要請にもとづき、業者紹介など行政を通じて対応しています。
勝山市(※)
・市内の民生委員が安否確認を行っており、雪下ろしのニーズも出てきていますが、市内の業者や市職員による対応を行っています。
・生活困窮者等で食糧が不足しそうな方には、勝山市社協独自でカップ麺等を配布して支援しています。
・また、ホームヘルパーの訪問先では、サービス提供に支障が出ないよう、玄関先等での雪かきも行っています。
鯖江市(※)
・道路状況が悪く、生活道路が確保できていない状況です。
・鯖江市社協では、行政から依頼のあった要支援者等の除雪支援を個別に対応しています。
・また、ひとり暮らし高齢者の屋根雪下ろしの業者手配については、民生委員を中心に対応しています。
・なお、屋根雪下ろしに関しては、鯖江市がボランティアの募集を行っています。
あわら市(※)
・あわら市社協では、福祉推進員に見守りを依頼し、困りごとを聞いて、自治会で対策を講じてもらっています。
・近隣で対応が難しい案件(玄関先の雪かきや食料支援など)は、あわら市社協が対応しています。
越前市
・越前市社協では、地域ぐるみの見守り活動をすすめるため、各区長、民生委員児童委員に対して、高齢者世帯等の見守り活動や安全安心な生活(除雪等含む)を確保するための協力を依頼しています。
・また、除雪機の貸出しを行っており、除雪ボランティアの募集と併せて地元ケーブルテレビや民生委員等と連携して周知を行っています。
◆越前市社協ホームページ
http://echizen-shakyo.or.jp/?p=1738
坂井市(※)
・現在も市内の道路状況が悪く、大型の除雪車が入れない地域では、近隣同士の声かけや助け合いなどで協力し合っている地域もあります。
・地域では、民生委員や福祉委員が気になる世帯への訪問や電話による安否確認、声かけなどを行っています。
・坂井市社協では、福祉サービス利用者への支援など通常業務も続けながら、福祉課題への対応について協議を行っています。
永平寺町(※)
・永平寺町社協では、通常業務に加え、町福祉保健課と連携し、情報の一元化を図るため、町内3地区ごとに職員が共同でチーム(2人1組)を編成し、ひとり暮らし高齢者宅などを対象に訪問活動を行っています。
・訪問時には、①安否確認、②食糧や物資等の充足状況、③健康状態、④家から外に出られるか、⑤近所の支えが得られるか、⑥除雪の必要性、などを聞き取る活動を行っています。
池田町
・民生委員が中心となり、独居高齢者の安否確認やニーズの把握を行っています。
・池田町社協は、介護サービスを含む業務を通常どおり運営しています。
南越前町
・近隣の助け合いの中で対応しています。
・民生委員が安否確認などを行っています。
・屋根の雪下ろしについては、民生委員が業者に依頼を代行するなど支援を行っています。
・社協では通常業務を行っていますが、一部介護サービスに支障が生じています。
越前町(※)
・地域ぐるみで除雪を行っています。また、屋根の雪おろしは、行政を通じて対応しています。
・福祉推進員が要支援世帯等を訪問し、気になる情報を民生委員に報告し対応しています。
・越前町社協では、要請に応じて、独居世帯に災害用備蓄食料を配布するなどの支援を行っています。
・また、除雪ボランティアについては、災害ボランティアセンターを開設せず、通常の業務のなかで対応するとしています。
◆越前町社協ホームページ
https://www.e-shakyo.or.jp/news/2018/02/09/post_22/
嶺南地域(2市4町)
嶺南地域の各社協(敦賀市、小浜市、美浜町、高浜町、あおい町、若狭町)は、通常業務の中で対応を行っています。
福井県社協の動き
・福井県社協では、各市町村社協を通じて、状況の確認、情報収集ならびに調整などを行っています。
・県内の各市町においては、現時点では、災害ボランティアセンターを開設する予定はありません。
・今後の新たな情報については、下記ホームページに随時掲載していく予定です。
◆福井県社協ホームページ
福井県以外の動き
・被害のあった各県では、県社協が県内市町村社協などを通じて、状況の確認及び情報収集を行っています。
全社協の動き
被災地の状況について、県社協を通じて情報収集を行うとともに、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)と連携して、状況の確認及び情報収集を行っています。
◆災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)ホームページ
http://www.shien-p-saigai.org/
◆全国災害ボランティアネットワーク(JVOAD)ホームページ