6月18日(月)午前7時58分頃、大阪府北部の深さ約13㎞を震源とする マグニチュード6.1の地震が発生し、大阪府では大阪市北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市の5市区で震度6弱、大阪府や京都府の18市区町村で震度5強の揺れが観測されました。
この地震で、死者4名、負傷者428名の人的被害が生じています。また、大阪府を中心に、住家の全半壊63棟、一部破損23,544棟の建物被害が確認されています。(7月2日/総務省消防庁調べ)
大阪府内では、避難所が茨木市、豊中市、高槻市、枚方市、摂津市の5市29か所に開設され、147人が自主避難しています。(7月2日/大阪府調べ)
◆被害情報の詳細
(総務省 消防庁)災害情報一覧
http://www.fdma.go.jp/bn/2018/
(内閣府)防災情報
(大阪府)おおさか防災ネット
これまでに延べ4,000名を超えるボランティアが活動
大阪府内では、現在6市で災害ボランティアセンターが設置されています。
各被災地で、部屋の片づけ、家具の移動、ごみの廃棄などについて、ボランティアが活動しています。大阪府内の災害ボランティアセンターにおけるボランティア数は、6月30日(土)までに延べ4,000名を超えています。
6月30日(土)、7月1日(日)の週末の活動を終えましたが、被災地の災害ボランティアセンターでは、引き続きボランティアを募集している地域もあります。また、地域によっては災害ボランティアセンターを閉所し、通常の社会福祉協議会ボランティアセンターに移行して被災者への支援を継続する所も出ています。
ボランティア活動を希望する際には、各災害ボランティアセンターが発信している最新情報を確認してください。
被災地の災害ボランティアセンターなどの状況
【現在、ボランティアを募集している災害ボランティアセンター】
◆茨木市(引き続きボランティア募集)
・茨木市では、6月19日から災害ボランティアセンターを設置しました。
・週明け後の7月2日以降も、市内・市外の方を問わず、引き続きボランティアの協力を呼びかけています。
・現在のボランティア活動は、主に家具の移動や片付け、がれきの片づけや搬送、ブルーシート張りなどです。
(茨木市災害ボランティアセンターフェイスブック)
https://www.facebook.com/ibarakisvc/
(茨木市社会福祉協議会ホームページ)
(茨木市社会福祉協議会ブログ)
◆ 高槻市(引き続きボランティア募集)
・高槻市では、6月20日から災害ボランティアセンターを設置しました。
・ 現在のボランティア活動は、主に部屋の片付け、自宅からの災害ゴミ出しと運搬、屋根へのブルーシート張りなどです。
(高槻市災害ボランティアセンターフェイスブック)
https://m.facebook.com/takatsukisvc/
(高槻市社会福祉協議会ホームページ)
◆摂津市(ボランティアは大阪府内の方を募集) )
・摂津市では、6月21日から災害ボランティアセンターを設置しました。
・ 家財整理や片付けが困難な方の支援ニーズ、また屋根へのブルーシート張りに対応しています。
・ボランティアは大阪府内の方を対象として募集しています。
(摂津市社会福祉協議会フェイスブック)
https://www.facebook.com/settsusisyakyou/
(摂津市社会福祉協議会ホームページ)
http://www.settusisyakyou.or.jp/index.htm
(摂津市社会福祉協議会ツイッター)
◆箕面市 (作業経験のあるボランティアを募集)
・箕面市では、6月22日から災害ボランティアセンターを設置し、家屋内外の片づけなどの支援ニーズに対応しています。
・また、屋根へのブルーシート張り、及び倒れた石灯籠を立て直す作業経験のある方を募集しています。
・現在、箕面市内では(家具転倒防止伸縮棒)の入手が困難になっており、寄贈してくださる方を求めています(新品に限ります)。
(箕面市社会福祉協議会ホームページ)
http://www.minoh-syakyo.or.jp/
(箕面市社会福祉協議会 社協ブログ)
http://minohsyakyo.blog35.fc2.com/
(箕面市社会福祉協議会ツイッター)
◆ 枚方市 (ボランティアは枚方市内の方を募集)
・枚方市では、6月20日から災害ボランティアセンターを設置し、家具の移動や家財道具の片づけなど支援ニーズに対応しています。
・市内在住の方を対象にボランティアを募集しています。
(枚方市災害ボランティアセンターフェイスブック)
https://www.facebook.com/枚方市災害ボランティアセンター-2206369719379283/
(枚方市社会福祉協議会ホームページ)
【活動終了または終了予定の災害ボランティアセンター】
◆吹田市 (7月1日終了、今後市内のボランティアにより支援)
・吹田市では、6月19日から吹田市災害ボランティアセンターを設置し活動を進めてきましたが、7月1日で活動を終了し、7月2日からは、「きららスマイルセンター(復興支援センター)」に移行しました。
・7月3日(火)~7月6日(金)までは、吹田市内の方、及び吹田市災害ボランティアセンターで活動した市内のボランティアに「きららスマイルセンター(復興支援センター)」から直接連絡しコーディネートを行います。
・市外在住の方の新たなボランティア受付は行いません。
(吹田市社会福祉協議会ホームページ)
(吹田市社会福祉協議会ブログ)
http://suitasyakyou.blog103.fc2.com/
(吹田市社会福祉協議会ツイッター)
◆ 豊中市 (7月8日終了予定/今後市内のボランティアにより支援)
・豊中市では、6月20日から災害支援ボランティアセンターを設置し、災害支援ボランティア窓口を開設し、家財整理などの支援ニーズに対応してきました。
・7月8日の活動をもって災害支援ボランティアセンターを終了し、7月9日から社協ボランティアセンターに移行して活動を行います。
・今後、ボランティアは市内の方を対象として募集します。
(豊中市社会福祉協議会ホームページ)
http://www.toyonaka-shakyo.or.jp/
(豊中市社会福祉協議会フェイスブック)
大阪府社協・大阪府内の市町村社協の動き
◆各地の災害ボランティアセンターに運営支援者および応援職員を派遣
大阪府社協と大阪府内の市町村社協の職員がチームを組み、被災地の災害ボランティアセンターの運営支援を行っています。7月3日まで、吹田市、高槻市、茨木市、摂津市、枚方市、豊中市、箕面市の各災害ボランティアセンターにそれぞれ職員を派遣していますが、各災害ボランティアセンターの状況をふまえ、一部のセンターには7月10日まで派遣を行う予定です。
◆大阪市社協、堺市社協からも応援職員を派遣
大阪市社協、堺市社協と大阪府社協では日頃から災害等のさまざまなテーマで会議や研修を一緒に行っており、相互に支援する関係が構築されています。7月10日まで、大阪市社協および堺市社協からも各災害ボランティアセンターにそれぞれ職員を派遣しています。
全社協の動き
◆関係団体と連携して被災地の災害ボランティア活動を支援
現在、大阪府社協・大阪市社協をはじめ、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)、おおさか災害支援ネットワークと連携しながら、情報収集及び災害ボランティアセンター支援の調整を行っています。
災害義援金・支援金の募集について
今回の地震災害にかかわり、義援金・支援金の募集が行われています。ご協力をお願いいたします。
◆災害義援金の募集(大阪府共同募金会)
社会福祉法人大阪府共同募金会、日本赤十字社大阪府支部、大阪府では、大阪府北部を震源とする地震によって被害を受けられた被災者を支援するための義援金を募集しています。
3団体が募集する災害義援金は、寄付金の全額が手数料等を差し引くことなく大阪府に設けられる義援金配分委員会に集められ、配分委員会で決定される基準により、市町村を通じてその全額が被災された方々に届けられます。
募集期間は、平成30年6月22日(金)から9月28日(金)までです。
(大阪府共同募金会ホームページ 平成30年大阪府北部を震源とする地震義援金の募集について)
◆ボランティア・NPO活動支援金の募集(中央共同募金会)
社会福祉法人中央共同募金会では、大阪市北部を震源とする地震に対して、NPOやボランティア団体による被災者支援活動を応援する支援金の募集を開始しました。支援金は、被災地で活動するNPO・ボランティア団体に助成します。
中央共同募金会の支援金は、東日本大震災や熊本地震でも実施され、被災地のNPO・ボランティアが継続して被災者支援活動に取り組む大きな力となりました。
募集期間は、平成30年6月22日(金)から9月28日(金)までです。
(社会福祉法人中央共同募金会ホームページ 大阪府北部地震にかかるボランティア・NPO活動支援金の募集について)