山形県では、8月5日からの大雨により、県内複数の市町村で住宅冠水による被害が生じました。
県内では、最上郡戸沢村古口地区で総計366㎜の雨量を観測するなど、記録的短時間大雨情報が発令され、河川水位の上昇により各自治体から避難指示・勧告が出されました(現在は解除)。また一時、3町村の8地域で集落の孤立、5市町村で断水が発生しました。
この大雨により、床上浸水7棟、床下浸水149棟の被害が生じ、戸沢村では77棟の床下浸水被害がありました。なお、人的被害は報告されていません。(8日現在/山形県危機管理・くらし安心局)
戸沢村に災害ボランティアセンター設置
◆11日から「山形県内在住」で「団体」の方々を対象に活動開始
戸沢村社協では、戸沢村災害ボランティアセンターを設置することとし、現在ボランティア受け入れの準備を進めています。
現時点では、11日(土)からボランティア活動を実施予定です。なお、被害状況や現地までの交通状況などをふまえ、「山形県内在住」で「団体」の方々を対象として活動を行います。
◆個人のボランティア活動は8月14日(火)以降を予定
個人の皆さんのボランティア活動は、8月14日(火)からを予定しています。なお、受付は11日(土)以降を予定していますが、募集状況は変化することがあります。
今後の募集については、下記ホームページにより最新の情報を確認してください。
山形県内・宮城県内の社協が準備協力
山形県社協では、7日(火)から職員を戸沢村社協に派遣し、戸沢村社協と被災状況の確認、災害ボランティアセンター設置調整を進めています。あわせて、県内の市町村社協職員により、継続して戸沢村災害ボランティアセンターの運営支援を行います。本日10日(金)は14名の職員が準備を進めています。
また、災害ボランティアに必要となる資機材については、宮城県内の社協(宮城県、大崎市、柴田町社協)の協力を得て準備を行っています。
全社協の動き(ボランティア活動保険「特例加入」の適用)
今回の大雨災害に伴い、8月8日(水)をもって「ボランティア活動保険」の特例加入を適用しました。特例は、災害ボランティアセンターが設置され、災害復旧対応のボランティア活動に緊急性がある場合、被災地の県社会福祉協議会からの要請にもとづき適用しています。
通常のボランティア活動保険では、加入申込手続きが完了した日の翌日午前0時から補償開始となりますが、特例適用時には、社会福祉協議会で加入申込が完了した時点から即時の補償開始となります。