9月6日(木)未明に北海道で発生した地震は、胆振地方中東部で最大震度7を観測しました。人的被害、建物被害が多く生じています。建物被害についての詳細な状況は、まだ把握されていません。また、道内768か所の避難場所に、7,300人以上が避難をしています。(9月7日11時現在・北海道発表)
(参考情報)
◆北海道 胆振東部地震に関する情報 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/
厚真町社協・災害ボランティアセンターを開設(当面ボランティア受付は行いません)
厚真町社協では、災害ボランティアセンターを開設しました。
しかし、厚真町では未だ停電、断水が続いています。また厚真町までの道路も破損、停電による信号機の機能不全があるため、これらの課題が解決しないなかでは、多くのボランティアの方々の支援を受け入れることができません。
住民はもとより、支援に来られる方々の安全を第一に考え、ライフライン機能が回復するまでの間は、ボランティアの受け入れを行わない判断をしています。どうぞご理解とご協力をお願いいたします。
状況の変化がありましたら、あらためてご案内いたします。
北海道社協・札幌市社協の動き
◆北海道社協の動き
北海道社協では、発災直後から、道内にある14の地区事務所(石狩、渡島、檜山、後志、空知、上川、留萌、宗谷、網走、胆振、日高、十勝、釧路、根室)、及び行政と連絡を取りながら、情報収集を進めました。
北海道内の各市町村社協では、これまでに地域の方々と協力して要援護者宅の安否確認を進めたり、困りごとのある方への支援(断水による高齢者宅への支援)などを行っています。
北海道社協では、9月7日(金)被害の大きかった市町村社協に職員を派遣し、被災地の社協と災害ボランティア活動について検討を進めています。
◆ 札幌市社協の動き
札幌市では、清田区で液状化による住宅被害が生じているほか、北区では道路陥没が発生しています。
札幌市社協では、市内10の区社協と連携し、被災情報の収集を行っています。
中央共同募金会・ボランティア活動を応援する支援金を募集(ボラサポ)
社会福祉法人 中央共同募金会では、北海道胆振東部地震をはじめ、台風21号災害における被災者支援活動を応援する「ボラサポ(災害ボランティア・NPO活動サポート募金)」の募集を開始します。
ボラサポは、被災者を支援するボランティア活動に助成を行うことで、被災地の速やかな復旧と復興を図ることを目的に実施します。
募集期間は、平成30年9月6日(木)から平成31年3月30日(金)までです。
なお助成にあたっては、中央共同募金会が各災害の被災規模等をふまえ、関係団体と調整の上行います。詳細は中央共同募金会の下記ホームページをご覧ください。
(中央共同募金会ホームページ「ボラサポ」)https://www.akaihane.or.jp/saigai-news/2062/
全社協の動き
◆ 職員を現地に派遣(8日~)
全社協では、本会ボランティア・市民活動振興センター職員を8日(土)から被災地に派遣します。
北海道・東北ブロック幹事社協の岩手県社協職員、及び中央共同募金会職員(支援P)と同行し、災害ボランティアセンター設置に関わる調整を行います。
◆ 関係団体と連携して被災地の災害ボランティア活動に向けて調整
災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)と連携しながら、情報収集及び災害ボランティア支援の調整を行っています。
<災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)>
被災地の社会福祉協議会等と協働して、主に災害ボランティアセンターの運営支援(災害ボランティアセンターの立ち上げ、資機材の調整、被災地の災害ボランティアセンターホームページの作成・運用による情報発信等)を行っています。
(災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)ホームページ)https://shienp.net/
<全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)>
国、県及び被災地の行政、また支援を行うNPOや社会福祉協議会等との情報共有を進め、被災された方々の生活支援に向けた連携の促進を図っています。6日(木)から被災地に職員を派遣し、連絡調整を行っています。
北海道・全市町村に災害救助法を適用
北海道は、9月6日付で、道内の179の全市町村に災害救助法を適用することを決定しました。