9月9日(月)早朝に関東地方に上陸した台風15号により、関東地方を中心に大雨及び強風が続き、千葉県内では9月17日時点で3,000棟を超える建物被害が報道されています。また、現時点でも被害状況が把握できていない自治体もあります。
また、現在でも千葉県を中心に6万軒以上の停電をはじめ、水道等ライフラインの被害も報道されています。
東京都、千葉県で災害ボランティアセンターを開設
9月17日現在、現在、東京都大島町、また千葉県では15市町で災害ボランティアセンターが開設されるとともに、5市町の社協で被災者への支援体制が取られています。
ボランティアの募集状況は変化しますので、活動への参加を検討される際には、各地の最新情報を確認してください。
(災害時特例)WEBによるボランティア活動保険の加入開始
全社協のボランティア活動保険は、今回の災害に際して大規模災害特例を適用しましたが、これに伴い、「全社協 被災地支援・災害ボランティア情報」ホームページでは、WEBによるボランティア活動保険加入システムを稼働しています。WEBによるボランティア活動保険加入は、大規模災害特例が適用されている都道府県の災害ボランティアセンターで活動をする場合を対象としています。そのため、当該都道府県内の災害ボランティアセンター終了時やWEBによる加入者数の状況により、WEB加入システムも終了します。
WEB加入システムは下記から利用できます。
高速道路無料化措置の対象区間を拡大
9月13日(金)、千葉県知事からの要請を受けて、東日本高速道路株式会社の一部区間及び千葉県道路公社の管轄する有料道路において所定の手続きを行うことで、災害ボランティア活動に対する高速道路の無料化措置が実施されました。
当初、千葉県ではボランティア活動者の受け入れ範囲について県内在住者を対象としていたため、高速道路会社では千葉県からの要請により、無料化措置の対象区間を県内及び周辺ICから被災地の支援に向かう方に限定していました。しかし9月16日(月)からは、復旧作業の長期化を考慮し対象道路・対象ICを県内限定することなく、無料化措置の適用区間を拡大しています。詳細は東日本高速道路株式会社のホームページをご覧ください。
東京都社協・千葉県社協の動き
東京都社協・千葉県社協では、被災状況の確認を進めるとともに、都県社協職員を被災地に派遣し、市町村社協と連携して災害ボランティアセンターの運営及び支援調整を行っています。
関東ブロック社協職員の派遣を調整中
関東ブロックAの都県・指定都市社協(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、さいたま市、千葉市)では、千葉県社協からの要請を受けて、千葉県内の災害ボランティアセンターの運営支援を目的に職員派遣の準備を進めています。現在、ブロック幹事県の東京都社協が調整を行っており、9月20日(金)から30日(月)まで、千葉県内の4市町(君津市、鴨川市、南房総市、鋸南町)の各災害ボランティアセンターに5名ずつ、1日あたり20名の派遣を調整しています。
また、関東ブロックA以外の隣接県・指定都市への協力も検討しています。
全社協の動き
全社協では、9月14日・15日、職員2名を千葉県社協及び千葉県内の被災地に派遣し、千葉県社協及び被災地の市町社協と被災地及び災害ボランティアセンターの運営等について情報共有及び今後の運営に関する意見交換を行いました。
また、JVOAD(全国災害ボランティア支援団体ネットワーク)、支援P(災害ボランティア活動支援プロジェクト会議)と連携し、情報共有・支援に向けた調整を行っています。
災害救助法適用
千葉県は、9月9日を適用日として、県内25 市15 町1 村に災害救助法の適用を決定しました。