全国26県で被害が発生 ※7月21日現在の被害状況
7月3日からの引き続く大雨で、7月21日現在、被害は全国26県に及び、人的被害107名(死者78名、行方不明6名、負傷23名)、住家被害16,497棟(全壊587棟、半壊164棟、一部破損466棟、床上浸水7,929棟、床下浸水7,351棟)が報告されています。
ボランティア活動を考えている皆さんへ ~被災地の状況や情報をよく確認のうえ参加するようにしてください~
災害ボランティア活動は、個人個人の自由な意思に基づいた活動であることが原則です。
しかし、新型コロナウイルス感染が懸念されている現在の状況下では、災害ボランティア活動を進めることで、感染を広めてしまう恐れがあります。とくに今回の被災地域は、人口に占める高齢者の割合も高く、感染の広がりが被災地の住民の命を脅かす事態を生じさせかねません。
そのため、今回の災害における今後のボランティア活動については、県及び被災市町村の意向をふまえ、被災地の状況や情報をよく確認のうえ参加するようにしてください。
現在の災害ボランティアセンターの状況
現在の災害ボランティアセンターの状況については、2020(令和2)年7月豪雨 特設ページをご覧ください。
なお、災害ボランティアセンターは、ボランティアの募集範囲を県内・市町村内に限っています。ボランティア活動希望の際には、各災害ボランティアセンターの発信する情報を確認してください。
これまでに延べ11,427名のボランティアが活動
被災地の災害ボランティアセンターを通じて活動したボランティアは、これまでに延べ11,427名です。
高速道路の無料措置について
◆ボランティア募集範囲外の方は無料措置の対象となりません
新型コロナウイルス感染症対策として、各ボランティアセンターではボランティアの募集範囲を当該県域・市町村域在住の方に限っています。事前に最新の募集状況を確認してください。募集範囲以外の方は、無料措置の対象となりませんのでご注意ください。
◆熊本県・人吉球磨スマートICも無料措置利用ができます
通常、スマートICはETC車のみ利用可能ですが、現在、熊本県の人吉球磨スマートICは災害ボランティア車両の通行取扱いをしています。なお、この場合もETC通行はできません。入場ICでは車載器からETCカードを抜いて通行券を取り、人吉球磨スマートICでは係員に通行券と所定の証明書を渡してください。
九州ブロックの動き
◆九州ブロック各県・指定都市社協、熊本県社協に応援職員を派遣
九州ブロック各県・指定都市社協は、熊本県社協からの要請を受けて、熊本県社協に継続して応援職員を派遣し、主に県社協内において災害ボランティア活動の支援を行います。
7月22日(水)から26日(日)までは沖縄県社協職員2名を熊本県社協に派遣します。
なお、応援派遣は8月15日(土)まで続けられる予定です。
全社協の動き
◆職員2名を被災地に派遣(既報)
全社協では、7月6日(月)災害福祉対策本部を設置しました。また、JVOAD(全国災害ボランティア支援団体ネットワーク)、支援P(災害ボランティア活動支援プロジェクト会議)と連携して、被災地の情報収集を行っています。7月10日(金)から、全社協職員2名(全国ボランティア・市民活動振興センター/政策企画部災害福祉支援活動推進室)を中央共同募金会職員とともに被災地(大分県、福岡県、熊本県)に派遣し、被災状況の確認とともに県社協との情報共有を行いました。
災害救助法適用自治体 ※7月15日現在
7月15日現在、長野県、岐阜県、島根県、福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、鹿児島県の8県67市町村に災害救助法が適用されています。
【長野県】7月8日付・14市町村
松本市、飯田市、伊那市、安曇野市、宮田村、阿南町、阿智村、下條村、売木村、上松町、南木曽町、王滝村、大桑村、木曽町
【岐阜県】7月8日付・6市
高山市、中津川市、恵那市、飛騨市、郡上市、下呂市
【島根県】7月13日付・1市
江津市
【福岡県】7月6日付・4市
大牟田市、八女市、みやま市、久留米市
【佐賀県】7月6日付・1市
鹿島市
【熊本県】
7月4日付・16市町村
八代市、人吉市、水俣市、上天草市、天草市、芦北町、津奈木町、錦町、多良木町、湯前町、水上村、相良村、五木村、山江村、球磨村、あさぎり町
7月6日付・10市町
荒尾市、玉名市、山鹿市、菊池市、玉東町、南関町、長洲町、和水町、南小国町、小国町
【大分県】7月6日付・4市町
日田市、由布市、九重町、玖珠町
【鹿児島県】 7月4日付・7市町
阿久根市、出水市、伊佐市、長島町、鹿屋市、曽於市、志布志市
なお、今回の7月豪雨災害は特定非常災害に指定され、運転免許のような許認可等の有効期間が延長されます。詳しくは下記ページをご覧ください。